浮気が原因で夫や妻が家を出て行った・・・
当然、許されるはずもないことですが、浮気が原因であるとの証拠がない場合、ただの性格の不一致としての離婚とされてしまい、泣き寝入りを強いられる可能性がありますので注意が必要です。
「相手の浮気が原因だからキッチリ慰謝料を請求させて貰うだけ」
と主張される方は多いのですが、浮気の証拠のあるなしで今後の展開が大きく異なります。
別居の結果、離婚すると判断された時、浮気の証拠がない場合は、双方に責任がある性格の不一致による離婚となり、同居義務違反となったとしても、不貞の慰謝料は発生しません。
また、浮気が原因で離婚を目的として配偶者と別居(家を出て行った)をした後、浮気相手と同棲でもするのであればその証拠を確保すればいいのですが、法律に詳しい人などに相談し、離婚が成立するまでの期間は【浮気相手と会わない】【会ったとしても誰にもわからないよう警戒して密会する】ような行動に出られた時は浮気の証拠収集が困難になります。
ですので、浮気の証拠は可能な限り早い段階で収集・保全をするということが大切になります。
浮気の疑いがある夫や妻が家を出ていってしまった時には、早急に居場所を特定しておく必要があります。
勤務先が判明している場合は、そこから尾行をします。
お子様を連れてのケースでしたら、お子様関係から情報が得られる場合もあります。
居場所を特定後、浮気の証拠を集めます。
①浮気相手と同棲しているのか?
②どこで不貞行為に及んでいるのか?
③浮気相手は誰なのか?
④子供を連れての場合、育児状況はどうなのか?
など、必要とされる情報を収集します。