自分で解決
夫や妻の浮気(不倫)が発覚した場合、その解決法として夫婦間での話し合いや両親などを交えた話し合いによる解決を望まれる方は多いでしょう。
特に夫に浮気をされた妻の場合、今後の生活や子供のことを考え、離婚や慰謝料請求を望まず、平穏な婚姻関係の継続を希望されることは充分に理解が出来ます。
話し合いでの解決を図る時に、最も重要なことは浮気の当事者である夫や妻が謝罪し、「今後二度と不倫(浮気)はしない」と十分な反省をすることではないでしょうか。
謝罪も反省もなしに、ここでも紹介しているような「自分はセックス依存症だ」などと開き直るような性格の場合は、ただ話し合いをしたという形式をとっただけであり、真の意味での解決ではありません。
謝罪や反省があるとの確信がない場合は、話し合いによる解決は適切ではないといえるでしょう。
また、双方の両親を交えての話し合いによる解決を図る場合、逆に「貴方にも悪い部分があった」「落ち度もあった」とされてしまう可能性も十分考慮しなければいけません。
そう言われてしまうと「自分も悪かった」と自己暗示にかかったようになる方もいますが、どのような環境であったとしても不貞行為は不法行為です。
日本人らしい謙虚な考えも良いですが、とくかく全ては相手の謝罪や反省があった上で進めるようにしましょう。
ここで最も重要なのは、「浮気の事実を配偶者が認める」「一部始終を正直に白状する」ということです。
通常であれば、浮気をした人は何とか言い逃れをするものです。
中途半端な状況証拠だけで追求した時に、相手が認めて反省するようであれば問題ありませんが、浮気の事実そのものを否定された場合、解決することのない泥沼化してしまう可能性があります。
少しでも嘘を吐いたり否定した場合は、自分を肯定する為に嘘や言い訳を繰り返す傾向が強くあります。
また、事実(真実)を把握せずにの話し合いは、一般の方は追及や話法に不慣れな為、感情論に終始してしまうことになります。
集めた浮気の証拠を、相手にどれだけ知らせて話し合いをするかは別として、言い逃れの出来ない浮気の証拠を元に話し合いを進めることを強くお勧めします。
最終的に何も悪くない自分が悪者扱いされることになったで済めばいいですが、「浮気の濡れ衣を着せらたことが原因で夫婦関係が破綻した」「妄想で配偶者を罵倒した悪い人間とは離婚」といったように、話し合いの自体が離婚事由となり、離婚を突きつけられたり慰謝料を請求されるような最悪な結果もあり得るのです。